芦屋市自治会連合 令和元年度 まちづくり懇談会概要

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令和元年度芦屋市まちづくり懇談会

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芦屋市自治会連合会 令和元年度 まちづくり懇談会概要

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日時  令和元年11月18日(月) 14 時 00 分 ~ 16時30分
場所  芦屋市民センター401室
出席者数  89名(自治会関係50 行政関係39)
懇談会質疑応答概要

1)開会挨拶(助野会長)

  • 10ブロックから16質問に、行政事前回答の中から3テーマプラス1の質問で懇談を進める。
  • 本年度は市長と事前面談し、市長から方針をお聞かせいただく形で進めたい旨を説明。
  • 市民も行政にもっと関心を持ち、積極的に参加するようにお願いする。
  • 例年、市議は自主的に参加されていたが、本年度は全市議に案内を発出した。
  • まち懇は公開会議なので、出席いただけない会員にも見て頂けるように、録画をホームページに公開する。(個人情報に関して、申し出に応じて個別に対応をすることを説明。)

2)市長挨拶(伊藤市長)

まちづくり懇談会開催にあたって事前の労や、市政へ取り組み協力に対し感謝する。
本会をはじめ、オープンミーティングなど積極的に市民の意見を取り入れ、市政に取り組むことが話され、本会では芦屋警察署から生活安全課長、交通課長の他、市の部長級以上が出席した。

3)司会者進行(香川副会長)

【出席者】
行政:21名(市長・副市長・部長級職員)*事務局4名
芦屋警察署:2名(生活安全課長、交通課長)
自治会連合会:50名(自治会長32名、市民18名)
市会議員:14名

【資料の確認】
レジュメ、出席者名簿、質問回答書
【その他、進行に関する説明】
協議時間(130分程度)、会の進行、質問の仕方など
※再度、録画について個人情報に関する説明をした。

4)質疑懇談

①コミュニティバスの実施について(質問5)
②阪神電鉄の立体交差事業の早期実現(質問7)
③JR芦屋駅南側再開発について(質問8)
④その他

①コミュニティバスの実施について(質問5)

伊丹(翠ヶ丘):朝日ヶ丘町、東山町、山手町などは坂が多く、高齢者や児童の外出手段としてバスが多く利用されるが、現在運航中の阪急バスだけでは不便なため、マイクロバスによる「コミュニティバス」の運行が望まれている。

その他でも坂の多い地域などでは、同様の要望があると思われる。現在、行政から回答は「聞き取りを行っている」となっているが、現在、どのような状況か。

市長:朝日ヶ丘町から要望が出ているのは意外である。私も朝日ヶ丘に住んでいるが、バスの本数は多いと認識している。芦屋市は、バスのサービスがない地域で聞き取りを実施している。(阪急芦屋川以北、東芦屋町、山手町、東山町など)特に山手町からそのような要望はなかった。免許の返納などの問題と合わせて検討したいが、それぞれで目的地も異なるため単純ではない。地域の協力も必要で、要望とそれに対立する意見の取りまとめが必須である。現状把握している限りでは、是が非でも必要という強い意見は上がってきていないという印象である。

副市長:バスの運賃助成、他市の実証実験、タクシーの利用などを含めて検討している。

伊丹氏(翠ヶ丘町):その他の地域会議から要望はないか。

山城参事:自治会、老人会役員に意見を聞いたところ「コミュニティバス運航はあればありがたい。「高齢者の外出支援につながる」との意見がある一方、幅員が狭く運行経路、バス停確保が困難等の問題もある。現在、多くの方がタクシーを利用しており、需要見込みが少なく事業採算性が確保できないとの指摘もある。

伊丹(翠ヶ丘):バス停確保では、賛否両論があり地域の協力や調整が必要である。1ブロックの聞き取り状況はどのようになっているか。

山城参事:三条、山芦屋、山手町は7月下旬に、東芦屋、東山は先日、西北地区の老人会は7月末に聞き取りを行っている。

伊丹(翠ヶ丘):東の地域はどうなっているか?例えば打出などはー。

山城参事:公共交通機関が無理なく利用できる地域として、鉄道から半径500m、バス停から300mを設定している。現在、それ以外の地域(三条、山芦屋、山手、東芦屋、東山)を対象に聞き取りを行っている。

伊丹(翠ヶ丘):意見や検討はいつ頃までに行うのか?

山城参事:スケジュール設定までは至っていない。事例の研究や地元の方々との意見交換など、検討を行っている。

市長:補足ですが、地元の熱い要望がないから中止することにはしないが、現状、具体的な実施計画のスケジュール設定はない。

●質問事項●

宇賀(月若町):以前に住んでいた三条町地域でバス運行が困難なことは住民は知っている。9人乗りワゴンぐらいで運行を検討してほしい。事業採算性は、値段で調整が可能ではないか。自治会長だけではなく、住民に広範囲にアンケートを取って意見を集めて欲しい。

伊丹(翠ヶ丘):地元の意見として受け止めていただきたい。

②阪神電鉄の立体交差事業の早期実現(質問7)

国道43号打出交差点・稲荷山線の交通安全対策の推進(質問11)

助野(精道):本通りは震災後に歩道が拡幅されたが、阪神のガード部で歩道は南北が遮断されている。結果、視界が悪く、人身事故が発生している。阪神電車本線の高架化は、既に他市部は完成している。芦屋区間だけが未着手である。芦屋駅から東2つ目のガードは構造的にも更に視野が悪く接触事故が発生している。またガード高さは2.3mと低く、災害時に大型車両の南北通過を阻害し影響が出そうである。稲荷山線の踏切については、踏切が原因で渋滞が発生し43号の走行にも影響が出ている。ついでながら、阪神高速の支柱の位置も問題がある。打出駅付近に5か所の踏切があり、9月にその中で1件死亡事故が起きている。昨年度、「平成30年度に予算をつけ、31年度中に今後のロードマップを決定」と答弁があったが、その後、どのようになっているかお聞かせいただきたい。三宮ー梅田間で踏切が残っているのは武庫川駅東側のみで、芦屋市には7ヵ所あり、打出に集中している。早急な対応が必要である。甲子園・鳴尾間の高架化は総工費300億円弱、完成までの工期は約10年であった。芦屋区間はほぼ同等で、国・県・地方自治体が90%の費用負担、残り10%を阪神電鉄が負担するが、人口9万人強の一般市芦屋市の費用負担は5%以下、15億円程度と見積もられる。工期10年とすれば年額負担は1.5億円で市民の安全確保するための投資に過大な負担とは言えない。芦屋市区間だけが取り残されている状況で、芦屋市が議決、申請すれば速やかに許可はおりると聞く。

市長:重要な課題だと認識している。

芦屋市だけが取り残されているという状況は事実であるが、他市に比べ被災率が高く復興に費用と時間が掛かったことも原因の一つである。安全対策としては、まずは山手幹線の整備を行った。

助野(精道):阪神の高架化は、他市はほぼ完工済みで芦屋のみ残っている。必ずしも復興優先ということだけが原因ではなく、対応が遅れていることを認識してほしい。

市長:本年度中に精査する。

助野(誠道):昨年度と同じ回答である。昨年よりこの1年で進んだ部分は何かお訊ねする。

市長:昨年度より本年度中に結論を出すという計画で進めており、現在進行中の状態であるとご理解ください。

助野(精道):再度お訊ねする。昨年度より進んだ部分をお聞きしたい。

市長:費用や安全対策など様々な要素があり、進めているが未だ発表する状況に至っていない。

副市長:都市計画審議会で検討後に専門家の意見を加味し、市長の意思決定のもとで議会に説明する。市の方針は1か月以内に決定、その後、都市計画審議会で意見や市民の意見を取り入れて計画する。

助野(精道):その間も、ずっと市民は事故等の危険にさらされ続けることを認識してほしい。

●質問事項●

秋山(春日):昨年度と同じ回答で非常に残念である。香櫨園駅や深江駅と比べ打出駅は見劣りし、芦屋のブラントイメージを踏まえた街づくりを考えていただきたい。踏切では通学する子どもたちが長く待たされ、雨の日など我慢を強いられている。これが住みやすい街なのかと思う。市長の決断を期待している。

市長:本年度中に結論を出すので信じて待って欲しい。整備する地域の立ち退きなど周辺の住民にも影響する政策なので、慎重にならざるを得ない。

③JR芦屋駅南側再開発について(質問8)

廣瀬(奥池):市民から街づくりの目標として「便利で安全な芦屋らしい美しい風格のある駅前整備」をお願いしたい。駅前で送り迎えなど縦列駐車できるスペースの確保、市民の声を反映、地権者の権利を守った街づくりを目指してほしい。ビルは建てず駅前広場とする街路事業ないら40億円程度で済むとの一案もある。商業地を駅前広場の南に移動させ等面積で換地を行い、住宅についても地区内または近隣地区への等面積での換地、送迎用の駐車スペースを北側に配置する。道幅を広くとることで渋滞が起こらない、安全な駅前を目指しす案である。
芦屋市案は200億円程度かかると聞く。費用を大幅に抑えた街づくり案として検討していただきたい。

市長:市民の関心が多い事業であるので、就任後7月、8月にタウンミーティングで意見を聞いた。以前はもっと大規模な再開発を予定していたが、震災の影響で遅延し現在に至った経緯がある。その間に当該計画地区には、個人、企業が大きな建物を建設し、再開発可能な面積が限定された。その場に住み続けたい地権者の意見を理解し、それを担保する計画にしている。先の駅前広場の案でも地権者の方の移動は必要で、商業施設に関しては、より駅から離れた場所になってしまっており、地権者の希望に沿わない移動も含まれる。芦屋市としては安全確保を重視し、南側にバスの停留所を確保し、現在北側にバスが集中している状況を回避したい狙いもある。バスの巡回経路としてその方が健全である。市民意見が反映できていない点も多く、その点は反省し、変更可能なものは改善してゆきたい。一部、決定事項に関しては後戻りができないことも理解していただきたい。

●質問事項●

福中(松ノ内):そもそも何故再開発を行うのか。駅北側では、ラポルテ、モンテメールなどがあるが、商業施設は入れ替わりが激しく続かない、これ以上の商業施設は不要ではないか。
そもそも昭和21年にJR芦屋駅南道路計画があり、その続きと思われるが、市長は変えれる処と変えられないところがあるとのことだが、ロータリーは国の補助金に依存したものではないか。既にゼネコンと計画が決まっているのではないか?市民意見が反映される余地はあるのか。市長:高齢者対策として駅の直ぐ前に駐車スペースを設けたい。また、芦屋市として駅の南側は、歩きたくなる街づくり地域にーと合わせて考えたい。計画の中で、再開発を行うエリア、ビルが建つこと、ロータリーがあることは変更不可で、ビルと駅をつなぐペデストリアンデッキは、その大きさを含めこれから決定する。時代に合わせた街づくりをしたいと考えている。

大永(高浜):ロータリーは決定事項とのことだが、ロータリーができると不便になる。エレベータの位置も不明である。現在、北側エレベータへのアクセスが悪く不便なので、南側はスムースに乗り換えができるように再検討してほしい。

市長:南側ロータリー側にもエレベータをつける。安心してほしい。現在南側では、駅舎改修工事が行われており、タクシー乗り場がないなど不便をかけているが、工事が進んでくる中で乗り場の確保などを検討する。現在、南側のエレベータも使えず、北側1機のみ時間の制約があるため、時間の延長を調整中です。

納谷(岩園):これ以上の駅前商業施設は不要ではないか? 北側の商業施設もどんどん入れ替わっており、繁栄していない。

市長:駅南は現在の商業店舗を保全する観点で考えており、新規拡張は考えていない。

向(精道):ラポルテ、ラリーブ、モンテメールなど、成功例がない。地下駐車場も複雑である。景観の観点からも大きな建物は不要である、利便性を求めるならラリーブやラポルテを再編した方がよい。福中(松ノ内):保育施設が足りないという意見を聞いている。駅前再開発ビルに公営の保育施設を作る案も検討に値するのではないか。現計画は補助金の制約から決められているものではないのか?もっと市民の求めるものにしてほしい。

市長:大きなお金が動けば不正が行われているのではとの懸念は理解できる。事例実績ではアドバイザー企業が実施を行うことが多いのも事実だが、現在のアドバイザー企業がそのまま実施するのではなく、特定建築事業者を決定した上で実施を行うことになっている。事業に関するコスト意識はしっかりと持った上で事業を行う。JR南ビルは、商業施設とは別に公益施設を入れようと考えており、その中で保育施設も検討したい。保育施設に限らず、他の公益施設も検討中なので多く市民意見をお願いする。ラポルテは現在空き店舗はなく健全な運営をしている。駐車場も利用しやすいように「空き」ランプを設置した。JR芦屋駅北側土地の評価は、兵庫県下3番目に高い評価がついている。必ずしも値段が高ければ良いというものではないが、世間の一定の評価だと受け止めている。芦屋の山手に住む高齢の方々から、芦屋に住み続けたいが山手では困難だという意見を聞く。JR南の住宅施設はそんな方々へのニーズを反映させたものでもある。

岩崎(業平):計画は立退きを前提にしたもので、それ故もっと十分な説明が必要だ。他市実例は大半が失敗している。住民のアンケートでは93%がそのまま住み続けたいというものだ。1つの案で進めるというやり方は民主的でも合理的でもない。専門家の意見をもっと反映させて計画を進めてほしい。署名を集めて提出しているが反応がないのは、市民の意見を無視している。都市計画決定や事業決定は、市長が変えると言えば変えられるのに変えれないとはどうことか。

山城参事:2点補足する。アドバイザー企業は正式には事業協力者といい、再開発について市に助言してもらう企業で無償で行ってもらっている。事業協力者は、事業協力者選定委員会で決定する。広場等公共施設は、国の採択基準があるものの可能な限り国庫補助金を利用して事業を推進している。

市長:補助金を目的にロータリーを作るという話ではない。

小坂(大原):JR南再開発よりも南芦屋浜の防潮対策を優先し行うべきだ。

市長:防潮堤のかさ上げ工事は既に決定している。

池上(若葉):市が億ションを作ることに違和感を感じる。保育所も、近隣の駐車場などを借り上げて導入すればよいのではないか。「街づくり協議会」が一度も成立していない(何も決定していない)のはどういうことか。審議会で有識者から「この計画は古典的な計画だ」「宝塚では破綻している」「住民に同意が得られない計画が進められるのか」の批判がある。まずは、「街づくり協議会」を何とかすべきだ。

市長:「街づくり協議会」の立て直しについては、臨時総会を開催予定し調整する。「市民の意見を聞く仕組みづくりは行っていく。行政の声を届けることでも、今の方法だけでなく検討し刷新したいと考えている。

松井(平田):リード芦屋での活動など、市内には様々な活動が行われている。中には複数の団体が同じような活動を行っていることもある。行政はそれらの活動を広い視点で見渡して意見をまとめるような取り組みをしてほしい。

市長:現在、人材育成を含め取り組みを行っている。地域コミュニティのつながりとして、防災をベースに広げていきたい。

●その他●

芦屋市自転車ネットワーク:稲荷山線・43号線交差部では、視界が悪いため、自転車の車道通行を促さないという方針を立てるべきー。

植田(奥池):質問3(空き家対策)の回答について

神戸市では2016年に対策計画を立て条例を制定した。周辺地域では、対策計画が立案されている。回答には調査研究を行っているとあるが、どの部署が担当し、どのような審議が行われているのか。

城山参事:住宅課が所管となっており、審議会の設置には至っていない。

植田(奥池):なぜ他市ができていることが、芦屋市はできていないのか。

山城参事:空家対策計画を作らず、空家相談窓口や空家活用支援事業を実施して対応している。他市の事例などを研究して、計画を検討している。

植田(奥池):衛生、害虫発生等の観点から所有者の方に適切な管理をお願いしているとあるが、適切な対応がなされていない所が多く市に訴えても改善されない。対応をお願いする手紙を出しているだけで対応実態がなく全く改善しない。3年経過しているが、是正勧告などは出さず黙認している。芦屋川の上流地域の木が切られ、水源の横にテラスのようなものが作られているが、撤去命令なども出されず放置されている。奥池では約3,000平米が申請もなくいきなり伐採されることも起こっているが、芦屋市はどのような対応をするのか。回答書では、指導や調査を行っているとの回答ばかりが目立っていて、具体的な対応が見えてこない。国際文化住宅都市として芦屋市のブランディングを考えた対応をお願いしたい。

市長:個別案件について、調べた上で対応させていただきたい。

5)閉会挨拶(会長)

JR南再開発のように具体化が進み見えるようになった案件では、積極的に多く質問、発言があった。コミュニティバスや阪神の問題では、具体的な改革が机上に上がってない状態で、市民の関心、反応も未だ薄い印象を感じる。行政は、もっと起案の段階で市民に情報を開示し、市民の意見を取り上げていただきたい。決定後に報告会、説明会等を開き、決定事案として開示されてもその段階では参画も何もできない。北海道にニセコ町は、行政情報は原則すべて公開している。芦屋市は、行政が知らせなければならない報告事項のみを開示しているという印象がある。今後は、より早い段階、決定前の情報を開示するようにお願いしたい。市議各位、市議会には市民の意見に丁寧に耳を傾け、民意を行政に反映させる一方、重要な行政情報について市民に開示するように一層の努力をお願いしたい。

6)市長発言:

12月から1月まで、3本パブリックコメントを行う。
パブリックコメントは、政策を決める前に市民の声を聴くための会なので、是非参加をお願いする。
テーマは、

〇子育て支援計画
〇若者の支援計画
〇市民参画についての計画

会長:今日のまちづくり懇談会のような会に市民の参加が少ない。もっと参加いただけるよう努力しますが、市民は市や市議会が主催する各種の報告会等に、日頃より関心を持ち積極的に参加するようにお願いしたいし、開催者、主催者は参加者が増えるように努めることで、市民と行政の信頼関係を深め協働してまちづくりを進めたい。よろしくお願いします。
本日は有難うございました。

以上