令和5年度まちづくり懇談会 動画と議事概要

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令和5年度まちづくり懇談会議事概要

◯令和5年度 芦屋市まちづくり懇談会vol1/4

◯令和5年度 芦屋市まちづくり懇談会vol2/4

◯令和5年度 芦屋市まちづくり懇談会vol3/4

◯令和5年度 芦屋市まちづくり懇談会vol4/4

令和5年度まちづくり懇談会

議事概要

芦屋市自治会連合会

  • 開催日時 令和5年11月10日(金)午後2時―午後4時
  • 開催場所 市民センター401室
  • 出席者数 合計59名〔自治会関係41名 行政9名 議員9名〕
  • 事 務 局 5名〔市民参画・協働推進課〕

1 主催者あいさつ(芦屋市自治会連合会会長 天井 裕一)

〇 年内の大きな行事はこのまちづくり懇談会が最後である。

「雨降って地固まる」ということで皆さまの協力を願う。

〇 今回のまちづくり懇談会では、子育て・教育を中心に行政(今年度は教育委員会)と意見交換をする。

〇 懇談会で出てきた意見をもとに、「自治会と自治会」、「自治会と市」が歩み寄り、より住みやすい、育てやすい街につながることを期待している。

2 市長あいさつ(芦屋市長 髙島 崚輔)

〇 自治会の皆様には、芦屋市の市政運営にご理解とご協力をいただき、また、まちづくり懇談会の開催にご尽力いただき、感謝申し上げる。

〇 10月に開催した対話集会でも、子育て・教育に関して直接市民から話を聞くことができた。

厳しい内容の話にも真剣に考えてくれたことがうれしかった。

〇 先日中学校を訪問した際に、中学生自らが校則を変えようと話し合い、教師と対話をして、さらに良い学校生活を送れるよう自分たちで働きかけていることを聞き、素晴らしいと感じた。

〇 若い世代を巻き込み、市民の皆さまと対話を重ねながら、より良い芦屋づくりを目指していきたい。

3 教育長あいさつ(芦屋市教育長 福岡 憲助)

〇 芦屋市の教育においてご理解とご協力をいただきお礼申し上げる。

〇 テレビや新聞等で報道された芦屋市におけるいじめの重大事態について、この場を借りてお詫び申し上げる。

〇 当時の自治会長から一緒に子育てをしていこうと声をかけていただき、自治会の力添えが私の子育ての原点になった。そんな芦屋市に住めることを誇りに思っている。

4 懇談

(1)テーマ1:学校と地域の関わり・幼保の交流について テーマ2:登下校・放課後・子どもの預かりについて

(自治会)

学校運営協議会に関して、全体像を説明してほしい。

(芦屋市)

まず、言葉の整理ですが、文部科学省ではコミュニティ・スクールとしているものを、芦屋市では学校運営協議会としています。

これは生涯学習課が所管するコミュニティ・スクールと混在してしまうためです。

学校運営協議会は学校教育、家庭教育、社会教育をつなぐような組織体制、会議体です。

それぞれのコミュニティから参加いただいた委員によって、この学校ではどのように子どもを育てたいのか、どんな学校にするのかを共有していただく場です。

これまでは学校評議員会としていましたが、校長や学校からの意見を聞いたり、行事の参加をしたりと受け身的な形が多くありました。

これからは、それぞれの団体、地域のコミュニティでお互いに協議をしたり、または話をそれぞれに持ち帰って協議をしたりして、意見を聞きながら学校づくりや子育てを行っていきます。

令和5年度はモデル的に進めていますが、令和6年度より、全校で学校評議員会が学校運営協議会という形で実施されます。

いきなり変わるのではなく、少しずつ校長がリーダーシップを発揮しながら、地域の人にお渡ししていく方向性です。

学校運営協議会の進め方ですが、年間に3回程、場合によっては4回、5回になることもありますが、学校の運営方針を共有したり、地域に育つ子どもたちの課題を共有したりしながら進めていきます。

課題の共有がなされますと、その課題に対して学校や地域の方と共有しながら優先順位を決めて関わっていくこととなります。

コロナ禍を経て、学校の中に入りにくい状況がございますが、学校を開いていろんな意見を聞きながらより良い教育へ向かっていきたいと考えております。

(2)テーマ3:通学路・交通ルールについて

(自治会)

通学路では、通学時間帯に合わせて、車の通行を規制しているかと思うが、守らない車が多いのが現状である。

現場に来て取締りをしてもらうことはできないか。

(芦屋市)

通学の時間帯に合わせて、通行規制や時間帯規制がかけられている路線があると思います。

その中で、警察が設置している規制の標識だけではなかなか難しいこともありますので、行政も必要な箇所に通行時間規制についての啓発看板を設置しているのが現状です。

地域の方々から危険な箇所等に対する安全対策の要望があれば、現地を確認させていただいています。

周辺状況の変化等により、危険な箇所があればご連絡ください。

交通ルールについてですが、マナーの向上も含めた啓発活動、街頭啓発を定期的に実施しています。

交通安全に関するルールも変わってきますので、皆さまの集まる場等で情報共有やチラシ配布をして交通ルールについて周知啓発を図っています。

今後も継続して取り組んでまいります。

また、先ほどにもありましたように、通行規制がかかったところでは、芦屋警察署にも情報共有をしています。

規制の標識があってもなかなか守られないこともあり、現在も取締りを実施していますが、今後も継続して取締りを実施すると警察からも聞いています。

(自治会)

芦屋市内の道路の白線が相当薄くなっているところが多いと感じる。

白線がきっちり引かれていれば交通ルールを守る人が増えると思うが、どのように考えているか。

(芦屋市)

規制があるオレンジ線は警察が、白い外側線でしたら行政が引いています。

いろいろと要望を聞いて、順次直している状況です。

予算に限りがありますので、優先順位を付けながら整備をしていますので、ご理解いただきたいと思います。

(自治会)

安全に優先順位はないと思う。

道路の維持管理には相当予算が必要になると思うが、実際に歩いていても、子どもたちは白線の内側を歩いているので、薄くなってきたら何とかしてでも白線を引く必要があると思う。

日頃のメンテナンスは必要であると考えるが、いかがか。

(芦屋市)

市内さまざまところで要望があり、道路の破損箇所もありますので、点検しながら進めていきたいと思います。

子どもたちの安全は第一に守っていかなければならないため、そこも含めて整備していきたいです。

(自治会)

奥池町、奥池南町は非常にスピード違反をする車が多く困っている。

高級車に乗り、時速200kmで突っ走る車がいる。

それに対して、警察や行政は十分な警告サインやスピード違反を取り締まるカメラを設置していないので困っている。

真剣に考えてほしい。

(芦屋警察)

取締りにつきましては、定期的に実施しています。

高級車が速度を出している具体的な時間が分かるのであれば、情報提供していただければ我々も時間を変えて取締りに行きますので、ぜひ情報提供をよろしくお願いします。

(自治会)

スピードを出して騒音を出しながら走っている車に対して、夜中でも早朝でも警察に通報している人はたくさんいる。

私が以前通報したときは、「警察もしょっちゅう聞いています。現場に行きましたが車はいなくなった後でした。」と返事をもらった。

タイミングよく取り締まれないようなご苦労はよくわかるが、切によろしくお願いしたい。

(自治会)

日本で見た方は少ないかもしれないが、スピードバンプというものがあり、静かに走るところ、低速で走るところ、スクールゾーンのようなところに、道路をでこぼこに造っておき、車がスピードを抑えざるを得ないような工夫をしているところが欧米の住宅街には
ある。

そのようなものを設置してほしいと芦有ドライブウェイに申し入れたが、市ではそのような考慮をしてもらえないのか。

もう一つそれに付け加えて、私が最近見てきた例として、住宅街やスクールゾーンに入るときには、必ずスピードカメラがあり、進入速度を表示されたり、速度を落としてくださいという表示が出たりする。

制限速度を守ると「ありがとう」と表示されたり、フェイスサインで伝えてくれたりするので、そのようなサインが非常に有効であると思う。

最近のドイツのミュンヘンの郊外で、ほぼ全ての街に設置されているのを見た。

スピードバンプと組み合わせていろいろ考えてもらえれば効果的な対策が取れるのではないかと思う。

(芦屋市)

抜け道のようなところでスピードを出す車があると相談を受けることがあります。

スピードバンプを設置しているところもありますが、大きな音がする、物を運んでいくときに中が崩れてしまうなど問題もあります。

ドットを付けるという方法もありますが、規制の状況にもよりますし、芦有道路も難しいと思います。

いろいろ状況がありますので、研究していきたいと思います。

(自治会)

スピードや騒音を計測し、それを示して注意を促すという、誘導的な方法はどうか。

街中でもどこでも実施できるのではないか。

(芦屋警察)

兵庫県警として、そのような話はありませんが、良い意見だと思いますので、何か実現できる方法はないか考えさせていただきたいと思います。

(自治会)

南芦屋浜のエリアは、ここ5年ほど、こども園横の交差点で非常に事故が多く、毎年大きな事故が起きている。

信号の設置を毎回要望したが、通行量が少ないので駄目だという話であった。

先ほどの話と関連して、スピードを出す車が時々いるので、スピードを減速するような工夫で事故が無くなるようにお願いしたい。

(自治会)

岩園町は坂ばかりのため、電動自転車の前後に子どもを乗せて、急スピードで坂を上っている。

岩園小学校の児童が出歩いている時間ではないため、今のところ大きな事故はないが見ていてはらはらする。

また、バス道が非常に渋滞をする。

特に朝の通勤時間や夕方の5時、6時頃に。バス道を下っていくと踏切もありさらに渋滞をするがハイスピードで走っていく。

以前から問題提起をしており、警察にも協力をしてもらっている。

今のところ大きな事故はあまりない。

小さな事故はいろいろとあるが。

自転車の事故は日本で増加傾向にあるので、自転車に対して注意を払ってほしい。

(芦屋警察)

芦屋警察では、今年、自転車の交通違反の取締りを強化しています。

岩園町の坂道等の関係も併せて、より一層の自転車の取締りをします。

また、交通安全教室という形で自転車のマナーについて指導してほしいと要望を受けていますので、随時、交通安全教室を実施しながらマナーやルールを守っていただくように取り組んでいきます。

(自治会)

小学生が熱中症を起こしたことについて質問をしたが、学校や教育委員会からは何もできないといった回答であった。

こちらから4つほど案を出し、他市の事例も紹介したが消し去られた。

では何ができるのか,何をしてもらえるのか。

10月28日の市長との対話集会で、かなりの人からスクールバスの話が出た。

また、私の提案の中には、阪急バスの利用を挙げたが、原則徒歩通学であるからできませんといった冷たい返事であった。

また、通学途中で休憩できるような場所はないだろうか。

例えば市営住宅の会議室で休憩ができれば、熱中症を起こしかけて体調が悪い人が休憩できると思う。

それに対しても、物理的に不可能ではないが関係者との調整が難しいからできませんといった姿勢であった。

もう少し真剣に考えてほしい。

(芦屋市)

熱中症に関わるところで、教育委員会では保健安全・特別支援教育課が所管しています。

1つの校区だけでなく、小学校、中学校の部活も含めて、非常に熱中症には敏感に対応しています。

これまではあまりなかったですが、ネッククーラーや日傘を認めて対応しています。

実際、登下校で日傘をさしたり、冷感タオルを首に巻いたりしている子どもがいるかと思いますが、声掛けをしたり、暑さ指数を図る器具を使用したりして対策をしているところです。

また、実際に登下校の時間帯に歩いてみて、子どもたちにどんな指示を出していくかを含めて対応しています。

保健だより、学校だより、個別に熱中症だけに特化したおたよりで周知したり、子どもたちの集会や、学年学級で声掛けをしたりしながら対応はしていますが、これ以上暑さが続くようであれば、連携を取りながら、いただいた意見を参考にしていきたいと思います。

(芦屋市)

南芦屋浜ですと、総合公園が昼間は空いていますし、休憩できる場所もありますので、そちらを利用していただければと思います。

(自治会)

総合公園はミズノスポーツが指定管理者であるが、このような話はしているのか。

(芦屋市)

はい。どなたでも入れるスペースがありますので、暑いときに入
っていただいて結構です。

(自治会)

自治会の役員へこの話を共有し、指定管理者のミズノとも相談する。

会議室とカフェがあるが、そこも開放してもらえるのか。

(芦屋市)

会議室は使用しているときがありますが、カフェの前の椅子やテーブル、もう一つ隣の園芸スペースに椅子もありますので、そこを活用できるかと思います。

ミズノへも伝えていきます。

(自治会)

先ほどの質問も含め、コミュニティ・スクール、学校運営協議会に期待するのは来年度か。

要するに、これこそが学校と地域が関わり合い、子どもの登下校の安全性や市の施設を有意義に利用すること等のソフト面の整備となり、学校運営協議会の目的となるのではと考えるがいかがか。

(芦屋市)

おっしゃるとおりです。

校区ごとの課題を学校運営協議会の場でいろいろな方に協議してもらい、よりよい方向で進めていただきたいと考えています。

(自治会)

これからのまちづくりはAI化されていく。

例えば子どもの安全を守るために監視カメラを設置する等、個人情報の問題もあるが、コミュニティ・スクールと一緒になって、子どもの安全を守るために方向性を見出してほしい。

今のカメラであれば、車のスピードの確認ができ、記録も残るので警察も動きやすいと思う。お金がかかるので費用対効果の問題にもなるがお願いをしたい。

(自治会)

先ほどの熱中症の件について、提案だが、総合公園がある橋の入り口あたりまで親が車で送り、そこから歩いて登校するというのはどうか。

下校は時間がバラバラになるので一概には言えないが。

他の地域でも通学に時間がかかっているところもある。

その場合、公園で遊んで帰っているのを見かける。

それも一つの方法かと思う。

(自治会)

車で送るのは共働きの家庭もあり、また下の子が保育園に通っていることもあり難しいと思う。

中間地点が総合公園であり、南芦屋浜の下水処理場である。

先日、市長との対話集会で、南芦屋浜の下水処理場の研修室を利用できないかという話をして、受皿があればなんとかなるのではと思いながら、下水処理場とも相談しようと思っている。

また、新しいショッピングセンターが2年後にできる。

市営住宅や潮芦屋交流センターの前にできる。

そこに休憩できるオープンスペースを作ってほしいと市へ要望する。

来年すぐに対応するとなると、先ほど話にあった総合公園の利用がありがたい提案である。

ミズノと話をして中身を詰めていきたい。

飲み物が必要であれば、我々が用意することも考える。

(芦屋市)

10月末の対話集会で下水処理場の利用の話がありました。

検討をしましたが、安全面から開放することが難しい状況でした。

その代わりに、総合公園であれば利用できるのではないかということで、お伝えさせていただきました。

(3)その他1 不登校について

(自治会)

不登校の児童や生徒に対する教育委員会および学校における具体的な取り組みはどのようになっているのか。

(芦屋市)

児童生徒や保護者の方へ「不安や困りごと、ありませんか?」というチラシを配っています。

ホームページへも掲載をしています。

チラシの裏面には、不登校の児童生徒のための相談や学習の場、保護者の方を支援する制度について掲載しています。

具体的に、学校では、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーといった専門家を県や市が配置しています。

スクールソーシャルワーカーは福祉とつながることができます。

さらに具体的に言いますと、各担任が生徒の状況をきっちり把握するようにしています。

3日以上欠席するようであれば、家庭に出向いたり、手紙でやり取りをしたりすることもあります。

また、静かに過ごしたいという場合は、教室以外の部屋を用意することもあります。

だんだんと教室に戻れることもあれば、のびのび学級で学ぶこともあります。

最近は感覚過敏など非常に繊細な子どもが増えています。

特別支援教育センターでは電話や面談で相談を受けたり、専門家が学校に直接出向いたりしながら観察しています。

カウンセリングセンターや、青少年愛護センターにある「アサガオ」と連携しながら対応しています。

(自治会)

不登校になった子どものケアも必要であるが、母親のケアも必要であると考える。

母親が相談できるところはどこにあるのか。

(芦屋市)

おっしゃるとおり、母親も不安になると思います。

まず担任、養護教諭、各学校のスクールカウンセラー相談日、もしくはスクールソーシャルワーカー相談日でつながることが必要であると思います。

スクールソーシャルワーカーは福祉とつながることができるので、母親と面談をして、福祉センター内にあるこども家庭・保健センターの相談員へつながることができます。

(芦屋市)

まずはどこかとつながることが一番大事だと思います。

必要なところにバトンタッチしてつながっていきますので、まずは気になることがあればご連絡をください。

その際に、母親が相談にいくことがなかなかできない様子であれば、よくご存じの地域の方が声掛けをしたり、代わりに相談をしたり、そのようなご協力をしていただければと思います。

(自治会)

私たち地域の力で、少しでも悩みが緩和できるように、これは地域力であると思う。専門家に専門的なケアをしてもらうことと、私たち地域力と両方がうまく重なればと思う。

(芦屋市)

補足で、福祉センターもですが、先ほど紹介したのびのび学級には臨床心理士がいます。

子どもが学校に行っている間などに自宅やのびのび学級で相談することもできます。

その場に地域の方に同席していただいていることもありますし、母親同士でつながることも
可能な場合があります。

(芦屋市)

もう一つ、地域の方が担う役割と、専門職が担う役割は違うと思います。

しかし、一番は地域の方が見守り、少しおかしいと感じる時に話を聞いていただく、いわゆる見守り、声掛けが基本になると思いますし、それがあるかないかでは全く違うと思います。

これからも温かい気持ちで見守り、声掛けをお願いします。

(自治会)

市長から「ちょうどの学び」など大きな方針が出たと新聞に出ていた。

芦屋市はこれから全国区になるような教育方針になると思われているので、もう少し具体的に教えてもらうことは可能か。

(芦屋市)

「ちょうどの学び」として、一人一人にあった学びを公立の小学校、中学校の中で実現したいというビジョンを教育大綱の中で発表しました。

もちろん、教育については、私一人ですぐできるものではなく、教育委員会がやっていくものですが、市長としてビジョンを出すということで発表しました。

具体的に言いますと、まさに今、少しずつ教育委員会から発信をしているところですが、私が一番大事だと思っているのは、いかに子どもたちの学びへの意欲を高めるかということです。

なぜこの分野を勉強するのか、この分野を勉強すると自分の将来やりたいことにどうつながるのかを、一人一人にあった形で伝えることで、理解してもらえるような学びの環境を実現したいと思っています。

教育委員会で話し合っているところですので、決められた段階できちんと教育委員会からお伝えしたいと思います。

(自治会)

特に意欲づけというのは、小さいときから必要だと思う。

小学校ぐらいからしっかりとやってほしい。

(芦屋市)

小学校1年生が、初めて学ぶことに向き合うタイミングだと思います。

もちろんそれ以前に学ぶことはありますが、机の前に座って授業を受けることは小学校が最初ですので、ここが鍵だと思っています。

いかに最初のタイミングで学ぶことが面白い、楽しいと思ってもらえるかどうかが鍵だと思いますので、しっかりと教育委員会と一緒に進めていきたいと思います。

(芦屋市)

「ちょうどの学び」という言葉は、市長が使われていますが、従来、教育委員会としては、個別最適化、その人にあった学びができないかを考えています。

昨日参加した幼稚園の研修会では、今の少子高齢化社会で求められているのは、回答がないものに対して最適解を求めていく、またみんなで議論していける力でした。

学ぶだけではなく、遊びの中で数字を覚えたり、体力がついていったりすることを基本としていました。

教員についても、大切なことは、子どもたち一人一人をみる力、支援していける力です。

最近の言葉では「STEAM教育」と言いますが、教科横断的に、複合的に、覚えるだけでなく人に発信して説明できる力が学力につながるということで進めていきます。

今は昔とは違い、科学的に変わってきた転換期であると思っています。

学校教育改革推進室では、熊本大学の苫野先生をお呼びしたり、市長を介して東京大学と連携したりして、慌てずとも急いで進めて行きたいです。

(自治会)

子ども一人一人のレベルアップもいいが、先生のレベルアップをしてほしい。

先生が朝から晩まで怒鳴っているため、子どもが学校に行きたくないと言っているという話を聞いた。

教育委員会に相談しても、校長に相談しても話を聞いてもらえなかった。

自治会長として代わりに相談しようと思ったが、兄弟で学校に通っているので、下の子に影響を受けたくないと相談者に止められた。

また、長らく自治会長をしているが評議委員を誰がやっているのか全く知らない。

地域で誰が評議委員か知っていればそこへ相談もできる。

評議委員を公表してほしい。

(芦屋市)

学校教員は教員である前に、一人の社会人としての立ち振る舞いができなければならないと思っています。

ご指摘ありがとうございます。

それから、公的な役割をする人を地域の人に知ってもらうことは必要であると思いますので、学校だよりの中で評議委員を公表し、どのようなことができるかを皆さんに知っていただけるよう整えていきたいと思います。

(自治会)

いじめのことは教育委員会のどこへ相談すればよいか。

(芦屋市)

学校支援課です。

指導に関する相談ができます。

教職員のことについては、教職員課です。

(4)その他2 小学校区の見直しについて

(自治会)

山手小学校区の見直しについて質問が出ているが、他の校区でも同じような意見をよく聞く。この件について教育委員会はどのように考えているのか。

(芦屋市)

校区にはなかなか簡単なようで難しい問題があります。

というのも、小学校区を変えると当然中学校区も変わることとなります。

ここの学校に行きたいという理由で引っ越してくる人もいますし、祖父母からずっと同じ学校に通っていたけれども、孫からは変わってしまうということも発生する可能性があります。

何よりも、子どもたちにとっても地域のコミュニティの活動場所が変わってしまうこともありますので、進路面での影響も考えられます。

そのため、校区の問題はデリケートな問題で、将来の出生、人口の状態が変わってくれば見直さなければならない時期が来るかもしれませんが、かなり綿密に予定を立て、その前から周知を図り、混乱が起きないようにしなければならいので、慎重に取り扱っていきたいと考えています。

(自治会)

例えば、兵庫県下の高校はどこでも行けるという話を聞いたことがある。

中学校も芦屋市の区域であればどこでも行けるとするのはどうか。

(芦屋市)

私が教育長に就任したときに、小学校区のフリー区がありました。

具体的には山手小学校と岩園小学校です。

これは、学校の施設整備の関係や交通等でこちらからお願いしているものになります。

一つ一つを見てみると気になるところはあります。

100%皆さんが納得できないかもしれませんが、時間をかけていかなければならないと思っています。

それが芦屋の将来のビジョンにつながっていくと思っています。

(自治会)

北欧に行けば、年齢を10歳で区切り、校区を関係なしにしている。

日本でいえば、中学校以上からフリー区にするのはどうかと個人的に思う。

大きな弊害があるのは、不登校など格差の広がりだと考える。

いじめが出てくるのは格差が原因だと思う。

50年先、来世紀ぐらいになったら全域をフリー区にしてもいいのではないか。

そこを目指して今の状況はやむを得ないと考えている。

(芦屋市)

中高一貫など、視点をいただいたと思っています。

それぞれの学校に特徴を持ち、そこを選んでもらうような方向性もあると思っています。

今は義務教育という同じ質の担保が基本的にありますが、今ご指摘のあったようなことを大事にしていくことがこれからは必要だと思います。

(5)その他3 公園トイレの改良について

(自治会)

打出浜公園のトイレが男女兼用で和式便器が1基しかなく、一部の子どもは怖くて使用することができない。

地域の子どもたちが安心して、楽しく遊べる場所を確保するためにも、早急にトイレの改修を要望する。

(芦屋市)

打出浜公園は街区公園という種類で、近隣に住む市民の方々が使う公園です。

おっしゃるとおり、打出浜公園は非常に利用者が多いですが、トイレが男女兼用の和式便所しかなく、利用しにくい状況があることは認識しています。

ただ、市内に140ほどの公園があり、老朽化した公園のトイレを順番に改修しているのが事実です。

トイレを改修するとなると、便器の様式化、バリアフリー化をすることとなります。

今よりも大きくなり、トイレの裏に人が隠れるスペースもできてしまいますので、どこに配置するかや遊具の位置を変えることも考えられます。

そのため、改修する際には地域の方々の意見を聞きながら検討していきたいと思っています。

もう少しお待ちいただきたいと思います。

(自治会)

市の回答にあるように、男女兼用の1つの和式トイレとはどういう状況なのか。

想像すればわかることである。

もうしばらく待ってくださいというのは、地域にとっては何の回答にもなっていない。

では何年後の計画になっているのか。

それだけ待てるものなのか。

優先順位は当然あるのだろうが、子どもたちが今、怖くてトイレを使えず、隣家に駆け込まなければならない状況である。

世界一の芦屋のまちにならなくてもいいので、子どもたちが地域の中でのびのびと遊べる環境を作ってほしい。

ここは市長に頑張ってもらい、来年度の予算でどうするのか、また配置の問題は知恵を出し合っていきたい。

強く要望する。

(自治会)

打出小槌町で工事をしている公園にトイレがないと聞いたがどうなのか。

(芦屋市)

打出公園のリニューアルで、施設と一体的に工事をしています。

トイレについては建物の中で使えるように整備しています。

(自治会)

公園自体にはトイレは無いのか。

打出教育文化センターも工事をしている。その中にあるから公園にはないということか。

(芦屋市)

一体的に整備を進めており、打出教育文化センターの中のトイレを使うということで説明しています。

(自治会)

日曜日に閉館していれば、全く使えないということか。

(芦屋市)

打出教育文化センターに関しては、地元の方と一緒にどういう形が一番いいかという話をしてきました。

秋ごろから閉館をして、リニューアルを進めているところですが、打出教育文化センターで一体化していくことで地元の皆さんにもご賛同をいただいて進めていると認識しています。

日曜日のお話がありましたが、いつ開館するかについてはリニューアルのタイミングでどういう形が適切かを検討しているところです。

(自治会)

いじめの問題について教えてほしい。

私の子どもは混血であるが、それを理由に学校でいじめを受けている。

この問題は一般的な問題として、もう少し市で大きく取り上げてPR活動をしてほしい。

(芦屋市)

どの子もかけがえのない1人です。

お互いに認め合うのが一番大切です。

まずは担任、もしくは担任以外の他のスタッフでも構いません。

教育委員会にも教育110番がありますので、そこへご連絡いただければ連携を取り合っていきます。

学校や授業、友達が楽しいという環境が大切で、いじめをする時間なんてもったいないと感じることが一番だと思います。

小さいころから、いろいろな人と交わって、お互いの自由を認め合うような教育は、国語でも算数でも道徳でも体育でも、どの教科でも大事にするのが根底にあります。

それが至っていないのであれば、連携を取っていきたいと思います。

(自治会)

年々、PTAの役員をする人が減っている状況である。

6年前は地域と親子、学校が連携されていた。

いじめの問題についてもPTAに入っていれば話を聞く機会があったと思うが、最近は現状を知らない人が多いと思う。

芦屋市もエリアによっていろいろな人がいると思うが、最近は共働きの人も多く、PTAに参加しない人も多い。

PTAに対して悪いイメージを持つ人も多くいる。

私自身、PTAをしていてそのようなことは感じないが。

のびのび学級について恐らく知らない人が多いと思う。

特に必要な人が知らない状況であり、さらにそのような人は行きたがらない。

困った環境にいる人達が来やすい環境を、教育委員会を筆頭に進めていってほしい。

(芦屋市)

全国的な流れで、なかなかPTAに賛同されない方が増えていたり組織から抜けてしまったりしています。

おっしゃるとおり、PTAは親と先生とそして子どもたちをつなぐものだと思っていますが、この良さがなかなか伝わらないと言われています。

会議が大変なのであればやり方を簡単にするなど、いろんな工夫があると思います。

今まさに、PTAのすばらしさをおっしゃっていただいたので、共感をしていただける方が少しずつ増えたらいいなと思います。

5 閉会あいさつ(芦屋市自治会連合会会長 天井 裕一)

  • 今日、皆さんの意見を聞き、大きく3つに分けられると感じた。
    今日、明日にできるようなもの、4~5年かかるようなもの、長期的に時間がかかってしまうものが挙げられる。
  • 行政の答え方は、あくまでも概念的な話ばかりで、具体的にどうであるかの答えがない。
    非常に悔しいと感じた。
  • 市議会にもよく考えてもらい、市民がどういったことを望んでいるのかを考えて、議案を調整していただきたい。