いわぞの自治会だより 第28号

自治会だより

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いわぞの自治会だより28号

いわぞの自治会だより 第28 号

岩園町自治会 2021 年3 月発行

コロナ感染の恐怖がまだまだ拭えない状況が続いています。この一年間、町内の自治会活動にも大きな影響がありました。

企画した行事が開催できず、高齢者の皆さんの楽しみでもある集いがほとんど中止せざるをえませんでした。そして何よりも小・中・高・大学に通学する子供たちの学校生活、企業や役所、お店勤めの親御さん、医療関係者の皆さん、福祉・介護施設にお勤めの皆さんのご苦労は大変であったことでしょう。

それを思うと、私たちは今しばらくの我慢をしなくてはなりません。やっとワクチン接種が始まるようですが、ご承知の通り今もって接種のスケジュールは不明朗です。

これからお花見など春本番を迎えますが、再度気持ちを引き締め、感染と戦いましょう。

今号ではこれからの自治会予定や町を取り巻く近況ニュース、コロナ関連詐欺被害への注意情報、お願い情報等々をお知らせいたします。

(自治会長 髙田健二)

1. みんなで始めよう・・・挨拶を交わしましょう! 会釈を交わしましょう!そんな明るい街にしていきましょう!

2. 新型コロナ感染と戦いましょう!

コロナを正しく理解し、正しく恐れましょう。そしてよく寝ましょう!

注意しましょう。先般警察署からの広報が配布されました。最近市内で役所、保健所職員や
警察署の署員等など行政機関をかたった“なりすまし”事件が多発しています。芦屋は
ハイソなまち、高級住宅のまちという評価もあり、狙われているそうです。

消費者センターへ寄せられた事例
1.「コロナワクチンが接種できる。後日全額返金するので、
お金を振り込むように」と保健所を名乗る電話があった。
2.高齢者宅に「コロナワクチンが無料で受けられます」と
個人情報を聞き出す不審な電話がかかってきた。
◆「新型コロナワクチンの予防接種が優先して打てる」と
だまして金銭を狙う詐欺です。

ワクチン接種は無料です。
接種を受ける際の費用は全額公費です。
市から「接種券」「接種のお知らせ」が届き
ます。
電話・メールで個人情報を求めることは
絶対にありません。

3.今年度の“お花見会”は中止いたします。

緊急事態宣言は解除されましたが前述の通り予断を許さぬ状況が続いています。また国もお花見などの開催を自粛するよう要請しています。このような状況下、楽しみにしていました「お花見会」は中止いたしました。残念です!桜は来年も咲きます。皆さんで個々にお楽しみください!

4.自治会総会・自主防災会・自主防犯会 合同総会開催のおしらせ

昨年は開催を中止しましたが、今年は現時点で「三密を避ける対策をたて」実開催する予定。ぜひ皆さま方の出席を頂きますよう。5 月中旬には資料の事前配布と開催の最終判断結果をご連絡させていただきます。

総会日時 : 5 月23 日(日曜日) 午前10 時~12 時

会場 : 岩園幼稚園 遊戯室

5.班長交代について・・・皆さまの協力をお願いします。

例年、4 月もしくは総会を機に多くの班が班長交代をされます。すでに交代をご連絡いただいた班もありますが、これから交代される班は、決まり次第、自治会事務局・納谷までご連絡ください。

班長はできるだけ皆さんで交代し、お世話を分かち合っていただきたいです。また健康などへのご配慮を頂ければ幸いです。

◆班長の役割 :

・自治会配布物を班内会員へ配布することが主な役割です(年に数回です)。(可能なれば配布時にお顔を合わせ直接手渡しが望ましいですが、ポスティングでも結構です。散歩がてらというお気持ちでお願いします。)

・班内の転出・転入、新生児誕生や訃報など異動情報があれば事務局へ伝える。

・班長交流会の開催時にはぜひご参加を頂きたく。

6.水道工事のお知らせ

◆岩園配水池の耐震補強工事&それに伴う道路配管工事

(岩園隧道西詰交差点南の丸い配水池→古くなった配水池の耐震工事など)

工事期間 : 令和3 年4 月1 日から令和4 年3 月18 日(予定)まで1 年間。

午前9 時頃~午後5 時頃まで。日祝日は休み

道路規制 : 工事期間中は片側交互通行や車両通行止めとなる期間あり

工事車両 : 工事関係車両、大型車両の出入りあり

※近隣のお宅には市から広報済です。

※自治会からは当該道路は小学生の通学路でもあり、ガードマン誘導を要望済です。

7.町内への集会所建設要望案を提出し、市からの返答がありました。

自治会では昨年9 月に自治会連合会「まちづくり懇談会」を通し、長年の希望でもある「町内に集会所を建設すること」を要望提案しました。これまでにもほぼ毎年、同提案をしてきましたが、市は「既設の朝日ヶ丘集会所、翠ヶ丘集会所が両小学校区内にあり、これ以上の集会所建設はしない」と繰り返し返答してきました。今回、市長交代もあり再度要望案を提出しましたが、そのやり取りを皆さまへ広報します。細かい字で少々読みづらいかもしれませんが、市政への参加という側面でご参照下さい。

<なお>…JR 駅南開発計画では億ションを建設するそうですが、僅かの投資で集会所は建設できますね…議会で賛否意見が分かれていますが、駅南開発で将来に禍根を残さぬ賢明な結論を導いて欲しいものです。議会判断に注目しましょう。

自治会からの要望提案(2020.9 提案、12 月再質問)

町内への集会所開設を切に願う

1)「既存の集会所は小学校区に一か所以上設置」と回答いただきました。しかし実際に地図を見て,立地を確認されましたか。特に朝日ヶ丘集会所の立地は岩園町,朝日ヶ丘町の住民にとって非常に悪い立地であることを理解された上での回答ですか。この立地条件に対する回答はありません。集会所を開設したときの理念や基準をお示しください。そして時代は変わっています。その時の基準と現状にどのような乖離が生じているか,市がそれをどのように把握されているかもお示しください。

※両小学校区(朝日ヶ丘,岩園,東山,翠ヶ丘,親王塚,楠/六麓荘を除く)の人口は22,311 人(平成27 年度の市統計)。市の人口が96,748 人ですので市全体の23%を占めています。うち65 歳以上の割合は5710 人で25,6%です。当初,市が集会所を開設したときの基準は小学校区割なのか,人口割なのか,地域の面積割なのか不明です。しかも現状の朝日ヶ丘集会所は朝日ヶ丘町の北東の端の町境,岩園町からも北西の端の町境にあり,坂道の上という場所です。朝日ヶ丘集会所は高低差,アクセスなどを無視し,平面的な地図上の視点で選択した結果だと思えますが如何でしょう。本当に集会所としてふさわしい立地ですか。

2)回答「活動できる場の在り方等について考えてまいります」について…

「いつまで」「どのような考えについて」「どのようにして」といったお考えを私たちにお示しくださいますか。

具体案のない回答は回答と言えません。少なくとも方向性をお示しください。私たちは,行政の常套句である「検討します」「考えます」は回答ではなくむしろ否定,拒否「やりたくない」の態度表明と受け止めます。

※市全体の集会所は13 ヵ所で山手地域には奥池を除くと朝日ヶ丘集会所のみです。以前から「まちづくり懇談会質問」で山手地域には行政サービス拠点もなく,バス便も極めて不便である等の意見が提示されてきました。特に当該地域は高齢化が進み,山手=足場の悪さという環境下に住民たちも困っております。昨年末に東山手高齢者生活支援センターが東山消防署前へ移転しました。以前よりは改善された感がありますが,地域からはイカリスーパー付近に行政サービス拠点があれば大変助かる,という声も多く聞かれます。

回答にあるように今後の少子高齢化に見合う街づくりについて,根本的な見直しが必要であると思います。元々,国が高齢者対策で老人の集いの場として老人会を発足させ,その場づくりとして集会所開設を促進してきた経緯を承知しています。福祉の観点からも「高齢者が集う場づくり」は必要不可欠のテーマですが,それだけでなく「高齢者のみならず地域の人々が集える場はまちづくりの拠点」という条件からも絶対に必要です。

3)「集会所という箱物は作らない」との回答ですが,福祉の町芦屋を標榜する市のお考えですか。では市が考える福祉とは。行政サービスとは。街づくりとは。集会所は単なる箱物ですか。「まちづくり」とは「箱物づくり」ではありませんね。そこに住民たちの心が通って初めて動き出すものではないでしょうか。

今回の回答者が市民参画課とありますが,従来から「まちづくり懇談会」に向け質問した際に回答された内容と何も変化がありません。福祉の観点一つをとっても片肺的,側面的な回答と思えます。また情報化時代を見据えた政策立案の観点からの将来展望が見えません。

また空き家利用を提案されたこともあります。では空き家利用の具体案をお示しください。それが地域にとって最大の価値ある提案であることをお示しください。地域が利用したい集会所使用内容は把握されていますか。

2020.11 回答

企画部 市民参画課

地区集会所は小学校区に1か所以上設置しており,新たな地区集会所の建設は考えておりませんが,コロナ禍により生まれてきた新たな生活様式の今後の状況変化等も見据えながら,人口減少や少子高齢化が進む中で活動できる場のあり方等について考えてまいります。

2021.3 回答

企画部 市民参画課 マネジメント推進課

地区集会所につきましては,地域社会における相互の親睦と文化活動の増進に寄与するため,前回の回答のとおり,小学校区に1か所以上という基準に基づいて設置しております。再質問の内容にもありますとおり,市民が交流できる場を確保していくことが重要であると認識しておりますが,社会の情勢や人口構成等が変化する中で本市は既に人口減少局面に入っており,更なる少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加等により,厳しい財政状況が想定されておりますので,持続可能な行政サービスの維持・向上を図るためには,今ある全ての施設を保有したまま更新を続けることは困難であり,新たな施設設置を行うことはできません。そのため,集会所も含めた今後の公共施設等の更新や管理運営では,民間との協働など多様な手法を用いることに加え,必ずしも市が所有することを前提としない多様な在り方を考えていく必要があると認識しているところです。

また,併せて公共施設の最適化構想に基づき,公共施設の更新時期に合わせて再配置等も進めていく中で,市民が交流できる施設の在り方についても検討してまいります。

【企画部長コメント】

新行財政改革や公共施設最適化構想でお示していますとおり,少子高齢化と人口減少が進むことを前提とした持続可能な行財政運営を行っていく方針のもと,コロナ禍を経た後に,市民の交流がどのように変化していくのか等も見据えながら,市民が交流できる場について検討してまいります。